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帰国生入試に必要な力とは? 基礎力・思考力について解説

帰国生入試では「基礎力」と「思考力」が問われます。
基礎力とは学習の基礎となる漢字の知識や計算力のことで、基礎学力とも言います。
一方思考力とは、知識や読み取った事柄を活用し、課題を解決する力のことです。

この2つの単語は耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、

「そう説明されてもいまいちよくわからない…」

という方もいらっしゃるはずです。

この記事ではそんな「基礎力」「思考力」について、具体例を交えながら詳しく解説していきます。

帰国生入試を受験予定の方や問題の傾向を知りたい方、ぜひお読みください!

目次

基礎力とは知識や計算力

基礎力とは、学習する際や問題を解く際の基礎となる力のことです。
近年では国語と算数の難易度が一般入試と同じくらいにまで上がっている学校もあります。
そのような問題を解くには土台となる基礎固めが必要です。

例えば、

  • 国語:漢字や言葉の知識
  • 算数:地道に正しく計算する力
  • 英語:文法、単語力
  • 社会・理科:知識  (☆①ほかに例があれば追加したいです)

などが必要になります。
これらは早い段階から対策をするようにしましょう。

(☆②基礎力を問う問題の具体例を追加したい)

思考力とは基礎力を活用し課題を解決する力

思考力とは、上記した基礎力を応用して問題を解く力のことです。
一部分だけではなく前後を見て考えたり、因果関係や立場の設定を変えて類推したりすることが必要になります。
首都圏模試センターが提示している「思考コード」の表で詳しく見ていきましょう。

[ザビエルの表挿入]

このように、思考力を問う問題も様々であり、「知識・理解思考」「論理的思考」「創造的思考」に分けることができます。
それぞれ解説していきます。

知識・理解思考

[ザビエルの表挿入(知的・理解思考の箇所にマーク)]

標準的な学校であれば、A1の「ザビエルの写真を見て誰であるか答える問題」のようになります。1つの問いに対して決まった1つの答えがある問題です。

その問題が複雑になると、A2のように「ザビエルが何をしたのか」という知識に加え、正しい答えを選択肢から「すべて」選ばなければなりません。

さらにA3のように問われ方が難しくなると、複数の知識を組み合わせて解いていくようになります。
難関校を受験する場合はA3を解く力までつけましょう。

論理的思考

[ザビエルの表挿入(論理的思考の箇所にマーク)]

B1のような論理的思考を要する問題では、答えは同じでも人によって答え方が異なる問題になっていきます。

B2では大名の名前の知識に加え、その人が「何」を「なぜ」行ったのかを関連付けて説明する必要があります。

さらに、B3ではキリスト教が伝来したときの日本の様子も知っていなければなりません。
その知識をキリスト教と結び付けて考えるのです。

持っている知識をそのまま使うのではなく、論理的に組み合わせていく力が必要になります。

また、これらのように文章で答える必要がある問題では、自分の言葉で正しく書くことが求められます。
つまり、国語の基礎力も求められるわけです。

志望校が中堅校であればB2まで対応できるようにしましょう。
難関校では、B3まで出題されます。

創造的思考

[ザビエルの表挿入(創造的思考の箇所にマーク)]

さらに創造的思考を要するような問題になると、決まった答えはなく、人によって全く答えが異なる場合もあり得ます。
C1では「ザビエルが何をしたのか」という知識だけでなく、「もし自分だったら……」と自分に置き換えて考え直す必要があります。

C2にではC1よりも具体的に書く必要があり、根拠も明確にしなければなりません。
そのためには、ザビエルが来航したときの日本の状況などの知識が不可欠です。

C3はもっとも難しい問題の問い方です。
ザビエルの時代の状況を踏まえるのではなく、今の時代の状況を踏まえた上でザビエルと同じような行動をする際のことを考えなくてはいけません。
知らない土地で困ることは何か、どうしたら拒否されずに話を聞いてもらえるかなどを考える必要があるでしょう。

Cのような問いでは、想像力、多角的視点が必須です。
もちろん、考えたことを自分の言葉で表現するための国語の基礎力も大事になります。

(☆③こういった問題が出やすい学校の例を追加したい)

国語では多角的に考え、説明する力が必要

思考力を問われる国語の問題も具体的に見ていきましょう。

易しい問題の場合だと、主人公が「同時代・同世代・同性」である物語から出題されます。
自分の立場と同じ主人公であるため、物語の設定や主人公の心理描写などが読み取りやすいはずです。

少し難しくなると、「異時代・異世代・異性」が主人公となります。
自分と立場が異なる人物の気持ちや、今とは異なる時代の状況などを正しく読み取っていくことが求められます。

さらに難易度が上がると、「異惑星・異種族」が主人公になります。
自分とは違う生物、違う世界が舞台となるので、読み取る力、想像する力が必要不可欠です。

算数では考える経験を重ねることが必要

算数では、小学校の学習範囲外の特殊算を使う問題や、難関校になるとその場で考えなければならない思考系の問いが出題されたりします。
そういった問題を知識として補っているとキリがありません。

ですので、算数の問題を解く際は思考をするクセをつけてください。
公式を暗記するのではなく、「なぜその知識を使うのか」「どんなときに有効なのか」「どうすれば解決できたのか」考える経験を積み上げましょう。

基礎力と思考力を武器に帰国生入試へ臨もう!

基礎力と思考力について詳しく知ることができましたか?

まずは基礎力を身につけ土台を作ったうえで、思考力も伸ばしていきましょう。
そうすることで受験にも万全の態勢で挑むことができます。


また、この力は受験だけでなく普段の勉強にもとても役立ちます。
合格してからのことも考えて、今のうちからしっかりと身につけましょう。

基礎力と思考力を大切にして、ぜひ志望校合格へ繋げてください!

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