帰国生入試とは? 帰国までに準備することや必要な学力を解説
「帰国生入試」とは、国内の受験生が受ける一般入試とは別に、海外に住んでいた子どもを対象に枠を設ける入試制度のことです。「帰国子女枠」とも言われます。
帰国生入試を設ける学校が増えている中、
「そろそろ子どもの入試について考えたいけれど、一般入試と比べて帰国生入試のことはよくわからない…」
とご心配の保護者の方はいらっしゃいませんか?
帰国生入試は一般入試と比べて入試回数を増やせたり、難易度が下がったりすることがあるなど、たくさんのメリットがあります。
特に海外経験のある方にとっては、英語を武器にした受験の組み立てができるという大きなアドバンテージになるでしょう。
この記事では、帰国生入試の概要やメリット、傾向をイチから徹底解説します。
お子様の可能性を最大限に広げる受験方式として、少しでも「帰国生入試」が気になっている方は、ぜひ一度お読みください!
帰国生入試とは
帰国生入試とは、国内の受験生が受ける一般入試とは別に、海外に住んでいた子どもを対象に枠を設ける入試制度のことです。帰国子女枠、帰国子女入試と呼ばれることもあります。
受験条件・資格は学校によって異なりますが、海外滞在年数や帰国してから〇年以内、といったことを条件とする学校が多いです。
受験したいと考えている学校の条件は、しっかりと確認しましょう。
ただし、帰国生入試を実施していない学校もあるので注意してください。
(☆①例として有名な学校で帰国生入試を実施していない学校を追加したいです)
帰国生入試のメリット
帰国生入試は、一般入試と比較した際にいくつかのメリットがあります。
帰国生にとって大きなアドバンテージになるため、よく確認しましょう。
それでは帰国生入試のメリットについて詳しく紹介していきます。
早めに入試を受けられる
帰国生入試は一般入試よりも早めに実施されることがあります。11月に実施される学校もいくつかあります。
特に、年内や1月中に押さえの学校を確保できるため、その分、本命校の対策に集中して時間を割くことができます。
早くに入試を受けられるというのは、大きなメリットになるでしょう。
入試回数を増やせる
学校によっては、一般入試とは別の日程で帰国生入試を実施します。
そのため、一般入試のみの受験生よりも入試回数を増やすことができるのです。
仮に帰国生入試で思うような結果が出なくても、同じ学校の一般入試にも挑戦できる場合があります。
ぜひこのチャンスを活かしてください。
まずは、帰国生入試を実施している学校の日程を調べてみましょう。
(☆②帰国生入試日程の内部リンク)
一般入試より難易度が下がることがある
帰国生入試は一般入試よりも難易度が下がることがあります。
特に、一般入試と別日程で帰国生入試を実施している学校は、問題が一般入試よりも少し易しくなる傾向があります。
(例) 聖光学院、攻玉社、立教女学院、渋谷教育学園渋谷、大妻など
さらに、帰国生入試を2科目で受験できる学校もあります。
2科目受験であれば自分の得意科目のみで勝負できる上、一般入試で4教科受験する場合と比べて1科目に集中して対策ができます。
科目の組み合わせとしては、英語×算数、英語×作文といった様々なものがあります。
また、面接が含まれる入試や3科目入試、作文・面接のみの入試などもあります。
学校によって形式は大きく異なるため、事前にしっかりと調べるようにしましょう。
ただし、難関校の2科目受験は一般入試と同じくらいレベルが高いので注意が必要です。
(☆③難関校の例を追加したい)
[5,6ページのように2科目受験を実施している学校(☆④都道府県も付して)を表で載せる。関西地区の状況も載せる]
英語を武器に入試を受けられる
中学校入試では高校入試に比べて、現地校・インター校に通っている生徒を対象とした入試を行う学校が多いです。
その中には、英検準1級以上レベルの英語力があれば大幅に有利になる学校もあります。
(英語入試例) 慶應義塾湘南藤沢、聖光学院、渋谷教育学園幕張、頌栄女子学院、白百合学園など
ただし、学校によってレベルや配点、内容は大きく異なるので、学校別の対策が必須になります。
また、難関校では英検準1級あるいは1級レベル以上の英語力があるかがポイントになります。
[帰国生入試を実施している学校を8ページのように備考も一緒に表でまとめる]
2022年度の入試傾向
中学受験率は微増
少子化にもかかわらず、中学受験者数は2015年から増加しています。
特に都内の中学受験生は8年連続で増加しており、2022年は過去最多の51,100人が受験しました。
増加した要因としては、
- 学校の理念や大学進学実績への期待
- オンライン授業などコロナ禍への柔軟な対応
- ICT教育が充実している私立中学校への信頼
などが挙げられます。
最難関校では麻布、武蔵、女子学院、フェリス女学院が人気
最上位校では自由な校風のもと生徒の個性・自主性を重んじる麻布、武蔵、女子学院、フェリス女学院に人気が集まりました。
中堅伝統校では志願者増
ボリュームゾーンである偏差値50前後の学校の志願者増加が目立ちました。
特に、ICTを駆使する広尾学園や三田国際などは人気を継続しました。
他にも、学習院女子や昭和女子、山脇、暁星、城北に加え、
午後入試の追加や堅実性から獨協や実践女子も志願者を集めました。
附属校人気はひと段落
早慶附属校の人気は横ばい、
MARCH附属校は減少傾向と言われるものの実際には微減に過ぎず、易しくなっている訳ではありません。
英語入試を導入する学校増
2022年度は、英語が教科化された当時の小学5年生が受験生となった年でもあります。
2022年度には首都圏全私立中学のおよそ半数が英語入試を導入しており、今後さらに増加する見通しです。
例えば、筑波大学附属中では報告書点に英語が加わりました。
帰国生入試の日程を変更する学校が増
帰国生入試の日程を変更する学校が増加しました。それによって併願できなくなった組み合わせの学校があります。
(例) ✕ 洗足学園と白百合の併願
また、日程の前倒しや重複から受験がしづらくなることもあり得ます。
日程は必ずチェックしましょう。
2023年度の入試傾向
(☆⑤2023年度の入試傾向の情報を追加したいです。ex.科目の傾向や日程の変更、新たに帰国生入試を実施することになった学校など)
帰国生入試を活かした受験を!
帰国生入試について詳しく知ることができましたか?
帰国生入試の特徴を理解し、日程や科目などをよく調べることで、帰国生入試を活かした受験ができます。
帰国生入試には一般入試にはないメリットがたくさんあります。
そのメリットを存分に活かし、ぜひ志望校合格へと繋げてください!